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■2010/01/19(火)
昨日“法螺吹き”今日“救世主”、刹那主義のマスコミに危機感
暫く前から、野党自民党の舛添参議院議員の威勢の良い発言が取りざたされ、マスコミはこぞって「自民党再生には、この人しかいない」「政界の救世主となるかもしれない」といった論調で、政界再編のリーダーとして持てはやしている。
マスコミ諸氏、ちょっと待って欲しい。舛添議員は、昨年9月の政権交代まで、厚労大臣を務めた。そこで彼はどんな仕事をし、どんな発言をしてきたか、もう忘れてしまったのだろうか。年金問題が今もって解決の道筋が見えていないのは、紛れもない事実だ。だが彼は、大臣就任時に、「1年で解決してみせる」という主旨の発言を威勢良くしたが、結果は「そんなことは言っていない」「簡単に解決できる問題じゃない」と前言は何処吹く風とばかりに、態度を一変してしまったではないか。
新型インフルエンザ対策でもそうだった。彼の仕事ぶりは、諸外国からみたら滑稽なほど過剰反応だったという。空港の水際作戦は、まるで「地球防衛軍」だった。パニック映画さながらに、完全防疫服に身を包んだスタッフが空港を駆けめぐり、大臣が経過報告の記者会見を連発する。でも結局は、感染は止められなかった。専門家はその点を最初から指摘していたにもかかわらず、派手なパフォーマンスを繰り広げただけだ。官僚の言いなりだからそうなってしまったのだろう。
こんな無責任で調子の良い議員もいない。前言の不実行を謝罪するどころか、開き直るとは。こんな調子で、自民党、もしくは新党のリーダーとなり、総理大臣にでもなれば、推して知るべしだ。小泉元総理以上に「こんな約束をやぶったところで大したこと無い」なんぞと平気でマニフェストを守らない可能性が大きい。いや、もっと質が悪いかも知れない。厚労相時代に見せたように、「完全官僚依存」が復活し、自民党政権で続いた一番良くない“官僚言いなり政治”が温存される危険性すらある。
こんな実績を持つ議員を、マスコミはもう“救世主”的に扱っている。その時に話題を振りまく者なら誰でも良いのか?彼の仕事ぶりをもう忘れたのか?マスコミの変わり身の早さ、刹那主義には驚くばかりだ。危機感すら感じる。
なんだか政治が命を失いかけてきた感がある。民主党政権への期待は、儚くも半年も持たずに色あせた。戦後数十年続いた自民党政治に戻って欲しいとも思わないが、今の民主党ならもう要らない。
それにも増して、マスコミの「刹那的・近視眼的報道」はいい加減にしてもらいたいものだ。「報道の中立性」が迷信だということは知っているが、「報道の良心」ぐらいは持ち合わせて欲しい。
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